出勤前、あなたはメイクにどれくらいの時間をかけていますか。
最近は「時短メイクを叶えるコスメ」や、マツエク、アートメイクなどの「メイクをラクにしてくれる美容サービス」がたくさんありますので、ぱぱっとオフィスメイクを済ませる方も多いかもしれませんね。
そこで今回は全国の働く女性500人にアンケートを実施。
「オフィスメイクにかける時間」や「メイクでこだわるポイント・手抜きするポイント」を聞きました。
- 調査対象:全国の働く女性
- 調査日:2022年6月15日~18日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:500人
- 年代:10代 0.8%/20代 32.2%/30代 42.8%/40代 17.2%/50代以上 7.0%
目次
オフィスメイクにかける時間
働く女性500人に「オフィスメイク(通勤メイク)にかける時間」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「5~10分」と答えた人が最も多くなっています。
また96.2%の女性が、30分以内にメイクを終えていることもわかりました。
長時間メイクする女性は少数派なのですね。
理由としては「最近は時短コスメが充実している」「出勤前はメイク以外の用意も忙しい」などが考えられます。
例えば子育て中の方であれば、お子さんの通園・通学準備を手伝うのに忙しく、自身のメイクに時間を割けないことが想像できますね。
また「調理の仕事なので、衛生上メイクはあまりしない」「夜勤時に仮眠するため、濃いアイメイクはしない」という意見も。
仕事上の理由や職場での過ごし方に合わせてメイクを控えめにしているため、メイクにかかる時間が短い人もいるとわかります。
オフィスメイクで最もこだわるパーツは「目」
働く女性500人に「オフィスメイクで最もこだわるパーツ」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「目(248人)」です。
2位「眉(137人)」、3位「ベース(123人)」と続きます。
「唇」「チーク」「髪」などを挙げた人は11人と少数で、ほとんどの人が「目」「眉」「ベース」にこだわっているとわかりました。
アイメイクや眉メイクは顔の印象を大きく左右しますし、ベースがきれいだとポイントメイクがのりやすいからだと考えられます。
では具体的な回答を紹介します。
1位 目
- 目元がキラキラして綺麗だと印象が良いから(20代 管理栄養士)
- 目元が上手にメイクできれば、1日自信をもって仕事できるから(20代 飲食業)
- 目を見て話すことが多いからです(30代 製造業)
- 仕事柄マスクが必須なので、見える部分のアイメイクをしっかりやります(30代 歯科助手)
- 小さい目がコンプレックスなので、丁寧にメイクしています(40代 医療職)
1位は「目」でした。
「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように、目は顔の中でも目立つパーツです。
「同僚やお客様に目を見られているな」と感じる人も多いでしょう。
そのためしっかりアイメイクしたいという意見が多くなりました。
また「一重」「目が小さい」など、コンプレックスからアイメイクにこだわっている人も多数。
「航空系なので目元の印象を強くしている」「アパレル系なので服に合わせて色味を選ぶ」など、職場に合わせてアイメイクに力を入れている人もいるようです。
2位 眉
- 前髪がなくおでこを出しているため、眉を描かないと違和感がある(20代 医療職)
- アイメイクが適当でも、眉毛をきちんと描いていれば「メイクしてる感」がでるから(20代 事務職)
- 眉毛をきちんと描いているのといないとのでは、印象がずいぶん変わるから(30代 教育関係)
- 調理現場でマスク着用なので、眉のみのメイクになるためこだわります(30代 給食調理員)
- 失敗すると古臭い顔になってしまうので、細心の注意を払う(40代 介護職)
2位は「眉」。
眉の描き方次第で顔の印象が大きく変わるため、アイブロウメイクにこだわっている人が多いようです。
失敗すると違和感が目立つパーツでもあるので、慎重に時間をかけてメイクする人も多いのではないでしょうか。
「眉をしっかりメイクしておけば、きちんとメイクしている感じがする」と答えた人も多数いました。
3位 ベース
- 基盤となる肌がきれいじゃないと、どんなにメイクしても可愛くならない(20代 デザイナー)
- オフィスメイクに華やかさは求めていないので、肌を綺麗に仕上げることで全体的に整える程度にしたい(20代 会計事務所勤務)
- 全体のヨレに繋がるため、念入りに行う(30代 販売職)
- 日焼け・シミやシワが気になる年代になったので、ベースメイクを丁寧にしています(30代 会社員)
- 朝のうちにくすみ予防のベースメイクをしっかりとしておかないと、夕方のくすみがひどいから(40代 医療職)
3位は「ベース」です。
肌はポイントメイクを乗せていく基盤になるので、こだわっている人が多いとわかります。
ベースメイクを雑にしてしまうと、「夕方になるとメイク崩れがひどい」「毛穴が目立つ」などの失敗につながることも。
また「シミ」「シワ」「ニキビ」「テカリ」「くすみ」など肌のコンプレックスがあるためベースメイクにこだわっている人もいました。
そのため肌の衰えが気になってくる30代以上で、「ベース」と答えた人が比較的多くなっています。
オフィスメイクで手を抜きがちなパーツは「口元・唇」
働く女性500人に「オフィスメイクで手を抜きがちなパーツ」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「口元・唇(281人)」です。
2位「目(70人)」、3位「ベース(59人)」、4位「チーク(53人)」、5位「眉(45人)」と続きます。
仕事中マスクを着用していて口が隠れている人から、「口元・唇」という意見が多数寄せられています。
一方「こだわるパーツ」にランクインした「目」「ベース」「眉」と答えた人も多くなりました。
「接客しない」「あまり人と関わらない」といった職場であれば、メイクを多少手抜きしても気にせず過ごせるのかもしれません。
では具体的な回答を紹介します。
1位 口元・唇
- ササッとぬれて、はみ出しても拭き取りやすいためです(20代 卸売業)
- 基本的にオフィスでマスクを外さないから(30代 事務職)
- 工場なので必要ないと感じるため(40代 クリーニング店勤務)
- 口紅が苦手なので、何もつけません(40代 事務職)
- 味見をするとき邪魔になるので、口紅はつけません。口紅をつけると味がわからなくなってしまいます(40代 飲食業)
1位は「口元・唇」でした。
「仕事中はマスクをしている」という人からは、「マスクで見えないからいらない」「口紅がマスクにつく」などの回答が多数寄せられました。
またリップメイクは失敗しても修正しやすいため、目や眉ほど慎重にメイクしない人もいます。
業務上の理由や「口紅を塗っている感覚が苦手」という理由で、そもそもリップメイクをしない人もいました。
2位 目
- 汗をかく仕事なので。アイメイクをバッチリしても落ちてしまい汚くなるため、マスカラすら塗っていません(20代 販売職)
- 目元がキツくならないようにマスカラとかは省いている(30代 事務職)
- まつ毛パーマをあてているので、基本マスカラも塗りません(30代 アパレル)
- 元々顔がハッキリしているので、アイメイクが多少薄くても困らない(30代 教育関係)
- 年々面倒になって、ファンデーションしかしなくなった(40代 看護師)
2位は「目」。
アイメイクにこだわっている人が多い一方で、「アイラインやマスカラは手抜きしている」と答えた人も多くなりました。
元々目元がパッチリしている人は、アイメイクにこだわる必要性を感じないようですね。
また「職場だからナチュラルなメイクでいい」という意見も。
アイメイクにこだわりすぎて「派手」「キツい」という印象になることを心配する人もいるとわかります。
メイクの手間を省けるよう、まつげエクステやまつげパーマ(カール)している人もいました。
3位 ベース
- 保育士は汗をかく度にお化粧直ししている時間がないから(20代 保育士)
- 接客業ではないので、あまり近くで肌を見られないと思うから(20代 事務職)
- ベースメイク・土台こそ大事だとは思うものの、化粧水・乳液から始まる一連の流れが面倒くさい(30代 事務職)
- 食生活改善などで肌質に気を使っているため、ファンデーションを塗る必要がない(30代 自営業)
- 肌が丈夫でキレイな方なので、ファンデーションを省略することが多いです(40代 飲食業)
3位は「ベース」です。
ベースメイクはしっかりやると時間がかかりますよね。
そのため「時間がない」「面倒」などの理由で手抜きする人が多くなりました。
また「ファンデーションを塗る必要がないくらい肌がキレイ」という羨ましいコメントも。
とはいえ「まったく何もしない」というわけではなく、「BBクリームだけ」「コンシーラーは使わず下地を丁寧に塗ってシミを隠す」など、何らかのベースメイクはする人が多いようです。
4位 チーク
- あまり顔色などを気にしていないから(20代 広告代理店勤務)
- 昨今のコスメが優秀で、適当に塗ってもそれなりに綺麗になるから(20代 飲食業)
- やり過ぎ感がでるため(30代 販売職)
- 塗っても塗らなくてもあまり変わらないから(30代 事務職)
- 普段からチークを使わないから。チークをするならナチュラルにしたいが、結局してもしなくても一緒のような感じなのでしない(40代 事務職)
4位は「チーク」でした。
「チークは顔色をよく見せてくれる」と言われますが、実際には「してもしなくても変わらない」と感じている人も多いとわかりました。
一方で「つけすぎるとケバケバしくなるから省く」という意見も。
薄すぎると印象が変わらないし、濃すぎると違和感が出るのですね。
チークは「入れる位置」「色」「濃さ」などのバランスが難しいパーツなのかもしれません。
5位 眉
- 髪の毛で隠れてしまうため、少し失敗してもそのままにしてしまうときがあります(20代 事務職)
- 前髪で隠れるので、あまり時間をかけなくて良いと思っている(20代 ホテルスタッフ)
- 自然なままの方が好感を持ってもらえる部位だと思うから(30代 会社員)
- 苦手だから(40代 事務職)
- もともとキレイに生えていてあまり手がかからないから(40代 事務職)
「眉」が5位でした。
前髪なしでおでこが見えている人に比べると、前髪ありの人のほうが眉メイクで手抜きしやすいですね。
また自眉がしっかりあるなら、形や毛の長さを整えて色を調節するだけでメイクが終了することもあるでしょう。
一方で「眉メイクが苦手だから省いている」「やればやるほど変になるから」という人もいました。
眉メイクはしたいけれど苦手な方は、眉サロンで形を整えてもらったり、クリニックで眉アートメイクをしてみたりするのもおすすめです。
まとめ
働く女性500名に「オフィスメイク(通勤メイク)についてのアンケート」を行ったところ、「メイク時間は30分以内」という人が96.2%と大多数でした。
「目元はパッチリしているからアイメイクは薄め」「肌トラブルはないからベースメイクは簡単に済ませる」など、自身の長所・特徴に合わせて手抜きしている人も多くいました。
「自分のチャームポイントを活かしつつラクできるメイク術」を実践できたら、素敵ですよね。
一方で「時間がないから手抜き」「苦手なパーツはどうせ上手にできないから工程を省く」という意見もありました。
メイクしてキレイに見せたいのに時間や技術がなくて困っているのなら、「まつげエクステ」「アイラインや眉のアートメイク」などの美容サービスを使ってみるのもおすすめ。
一度施術すればある程度効果が持続するので、毎日のメイクがぐっと時短かつキレイになるはずです。