アートメイクマニアです。
人生で初めて行ったアートメイククリニックで失敗されました。
当時の写真↓
当時は本当にショックで、早く消したくて無理矢理カサブタを剥がしたりクレンジングを塗りまくったり。。
結果、跡は残らず消えてくれたのですが、時間とお金はドブに捨てることに。
もう二度と失敗したくない!
そこから調べに調べまくって今やマニアにまで昇華した私ですが、
アートメイクについて記事を書くようになってから、「失敗したかも!どうしよう、、」と相談を受けることも多くなりました。
そこでここでは、
・アートメイクしたいけど本当に失敗しないかな・・
・失敗しないためにはどうしたら・・?
・もし失敗してしまったら、どうなるの?
と不安な人のために、
・実際にあったアートメイクのリアル失敗談
・失敗しないためにどうしたらいいか
・万が一失敗してしまった時の対処法
を、体験者のリアルな声と合わせて(クリニックが言いづらい部分も含め)お伝えしていきます。
いい部分ばかりが宣伝されているアートメイクですが、アートメイクは失敗することもある。
最近はやりの毛並みデザインの失敗も少なくないです。
「知らなかったぁぁぁ!!」という理由からの後悔は避けてほしいので、ぜひ最後まで目を通しておいてください☆
目次
アートメイク失敗しなかった?みんなのアンケート回答
失敗失敗って脅しちゃったけど、実際に失敗してしまった人はそれほど多くありません。
これからアートメイクを受けようと思っている人に安心していただきたいのは、
アートメイクを受けた人のほとんどが仕上がりに満足しているという点です。
※2022年9月11〜9月30日までの期間、アートメイクを受けたことがある男女計103人を対象に、WEBを使ったアンケート調査を実施。(性別の比率 男性1:女性9)
最近では以前に比べてアートメイクの技術が飛躍的に向上していて、大きな失敗をすることも減ってきました。
このアンケートからも分かるように、実際にアートメイク施術を受けた人の約85%が満足または後悔はないという回答をしています。
実際にアートメイクは、眉毛などにお悩みを持っている人にとってはとても優れた美容施術です。
ですが残りの人は「よかったとは言えない」回答をしていますよね。
この方達が「なぜ失敗してしまったのか?」見ていきましょう。
アートメイクを失敗しちゃった人の声
「どちらとも言えない」「やらなければよかった」と回答した人たちの失敗を具体的に聞いてみました。
まずはザッと一覧でご紹介します。
やらなければよかったと回答した人の声
どちらとも言えないと回答した人の声
眉尻はアートメイクを入れない方が良かったかなぁと少し後悔しています。(30代 女性/眉)
失敗してしまった人たちの原因と解説
上のアンケート回答にあったそれぞれの失敗談は、大きく分けると、
- デザインの失敗
- 医療機関以外での施術で失敗
- すぐに消えた、定着しなかった失敗
この3つになります。
デザインの失敗は、アートメイクの失敗の中でいちばん多くの意見が集まりました。筆者もこのパターンです。。
デザインの失敗は主に「眉毛のアートメイク」の場合が多いですね。
これらの原因と、事前に回避するポイントを解説していきます。
1.デザインの失敗
まずはデザイン系の失敗3つ。
- 形・位置が気に入らない
- 濃すぎる色味、主張の強い仕上がりになってしまった
- 流行りや年齢の変化で合わなくなった
デザインの失敗1|形・位置が気に入らない
- デザインが今ひとつ(50代 女性)
- 形が気に入らない(50代 女性)
- 思ってた眉毛と違う雰囲気になってしまった。(30代 女性)
- 色とか入り具合はよかったけど、眉の位置をもう少し変えたかった。(40代 女性)
まずは、形(デザイン)が気に入らない、位置が変についてですが、これらは多くの場合、単純に施術者の技術力不足で起こる失敗です。
技術力、コミュニケーション力含め、これらの技術力が足りていない事が原因です。
シンプルですが、よくある失敗ですね。
インスタや症例写真では上手に見えたのに・・・
は、よくある話ですが、
似合う眉のカタチは人それぞれ違うので、例えば同じ平行眉でも、少しだけアーチをつけた方が良かったり、少しだけ細めにした方が自分の顔には似合うということがあります。
ですので症例写真をチェックする際はなるべく自分の骨格や目元に近いモデルさんの写真を参考にするのがオススメで、
なんとなくでも自分の顔に近しい人の症例に違和感がなければ、おおむね失敗することは少ないです。
さらに失敗を防ぐには、症例写真以外にも、できるだけ多くの口コミサイトで実際にそのクリニックで施術を受けた人たちの口コミを入念にチェックしておくのも一つです。
クリニック選びは、自分に近い顔・目元の人の症例写真+口コミまで入念にチェック!
なお「デザインが今ひとつ」「形が気に入らない」と回答した2名については、どちらも50代女性で、同じクリニックで施術したという共通点がありました。
こちらのクリニックは若いアーティストが多く在籍しているのですが、ともに50代の二人には、好みのデザインが合わなかったようです。
「アーティストと患者の年代が大きく違う」と、流行りのデザインや好きな形が異なるや、
若いアーティストの場合、年齢を重ねたお顔に似合うデザインがイメージしづらいなどで、
結果失敗になってしまうこともあります。
アートメイクアーティストは20代〜30代の女性が多いです。異なる年代の人は、ホームページで自分と同じ年代のアーティストがいるかをチェックしておくのもオススメ。
ちなみに、40代、50代以上の方は、大人女性向けのクリニックがオススメです。
大人女子に人気のアートメイククリニック→クレアージュ東京
デザインの失敗2|濃すぎる色味や主張の強い仕上がりによる後悔
- 眉を描く手間が省けたのは良いが、スッピン時の眉の主張が強く不自然になったから(30代 女性)
「スッピン時の眉の主張が強く不自然になった」の失敗については、普段からアイメイクをしっかりしている女性に多い失敗です。
施術の際はアイメイクは落とさないので、アイメイクが濃いと、その濃さに合わせたデザインになりがちです。
もちろんメイク時はしっくりくるのですが、スッピンになった時に浮いてしまうのは想像がつきますよね。
スッピンでも馴染む眉毛にしたい場合は、施術の際に、アイメイクを薄めにしていくのがオススメです。
まったくのスッピンではなく、普段より薄めのアイメイクにしていくのがポイントです。
こうすることで、メイク時には少し足せばよく、さらにスッピンにもちゃんと馴染むバランスのいい眉に仕上がります。
加えて、「濃くしないでほしい」「すっぴんでも浮かないように」などご自身のイメージをきちんと伝えておくと、より失敗を減らせます。
とはいえアートメイクは徐々に薄くなっていくし、メイク時にぴったり合っているならば、さほど大きな失敗でもないでしょう。
デザインの失敗3.流行りや年齢の変化による後悔
- 2年ほど前に眉アートメイクをしましたが、たるみが気になる歳なので最近は眉をもう少し上げて描きたいところをアートメイクが邪魔してしまいます。眉尻はアートメイクを入れない方が良かったかなぁと少し後悔しています。(30代 女性)
- 流行りもあるので、眉の形に飽きてしまう事があるから。(50代 女性)
- 跡がなくなるまで数年かかった(40代 女性)
これは時間経過とともに起こる、決して少なくない失敗談ですね。
人の肌は年齢を重ねるごとに下がっていくので、当初はベストな位置・形だったとしても、将来的にだんだんおかしな眉になっていくことがあります。
また、ひと昔前は細眉が流行っていましたが最近は太めの眉がトレンドになっているように、流行は短い期間で真逆に動いたりします。
10年後くらいにまた、細眉の時代が来るかもしれませんよね。
流行が変わっての失敗例はこの方の投稿がとても参考になります↓
ameblo.jp
たしかに当時のチェ・ジウは細くて黒い眉でしたね。。
この方は結局レーザーで除去したそうですが、除去にはアートメイクそのものよりお金がかかる場合もあります。
先々を考えず、いまの流行のデザインをそのまんま入れるのは危険。。
結局のところ、時代とともに眉毛の流行も変わるので、アートメイクは流行が変わることも意識して入れるのが大切です。
知識と経験のある上手なアーティストさんは、流行が変わっても大丈夫なように黄金比ベースのデザインを提案してくれますし、”やりすぎ”をちゃんと止めてくれたりします。
ちなみに、写真はおそらく10年以上前のもので時代を感じるアートメイクですが、現在はこういったグレーに変色する色素が眉毛アートメイクに使われることはほとんどありません。
どちらかというと、オレンジっぽく変色していく色素が主流なので、最悪消えなかったとしても、そこまで主張の激しい残り方にはならないことが多いです。
3年経った私の変色具合も載せてるので、以下の記事も見てみてください↓
また、マニアの友人は10年前に入れたアートメイクがオレンジに変色していましたが、現在のメイクの邪魔になっていることはなかったです。
ただこれも、自眉毛から大きく外れていないデザインだったっていうのがポイントですね。
繰り返しですが、アートメイクを入れる際は、流行ではなく、流行に左右されない「黄金比」ベースで入れるのが将来的な失敗を防ぐポイントです。
なお、例えば暗い色と明るい色の2つで迷った場合には”明るめなカラー”の方を選択しておくのがベター。
明るい色をセルフメイクで暗くするのは簡単ですが、暗い色を明るくするのは難しいことが理由です。
アートメイクは8割程度(ちょっと物足りないなくらい)で入れて、あとはメイクで足すくらいのデザインがベストと言われています。
2.サロンによる施術で失敗
デザインの失敗の次は、個人サロンでの施術による失敗談です。
- とにかく痛くて3回通わなければ行けなかったけど1回目で断念した。(50代 女性 サロンで施術)
- アートメイク後の腫れが尋常ではなかった。(30代 女性 サロンで施術)
「とにかく痛かった」「腫れが尋常じゃなかった」と回答した2名については、どちらもいわゆる”サロン”で施術されていたようです。(内1店は閉店済み。)
アートメイクは2005年から医療従事者による施術が義務付けられているのですが、現在でもまれに、無資格のサロンやエステでアートメイク施術が行われています。
大きな問題となっているのは、感染症・皮膚トラブルなどの安全面や、施術失敗などの技術面についてです。
特に安全面については、安全性の認められた正規メーカーの針や色素などは医療機関でなければ仕入れられない仕組みになっているため、「使われている道具」だけで見てもサロンやエステでの施術はとても危険なことが分かります。
事実、痛みや腫れなど健康系のトラブルが起こるのもサロンやエステでの施術が目立ちますので、まず前提として、クリニック以外の場所でアートメイクを受けないようにしましょう。
アートメイクが医療行為に指定された背景は、アートメイクによる健康被害が多発したことによります。気をつけましょう。
3.すぐに消えた、定着しなかった失敗
- すぐに落ちてしまった(20代 女性 韓国で施術)
- 眉、アイライン(上下)をしました。眉は1年も持たずに消え、逆に下アイラインはしっかり残っていてナチュラルメイクに違和感が出ています。(30代 女性 サロンで施術)
- 体質的にすぐにとれてしまい定着しなかった(30代 女性)
アートメイクは、初めての人であれば最低でも2回の施術をしないと、しっかり色が定着しない事がほとんどです。
ですので、1回やっただけで大丈夫と思っていると失敗することがあります。
これらの説明は通常、施術する前にきちんと行われるのが一般的ですが、回答者3名のうち2名は、韓国での施術・サロンでの施術ですので、正しい説明を受けられなかった可能性もあります。
また、アートメイクが定着しにくい体質については、脂性の肌質や、普段体を動かすことが多い、汗をかきやすい、代謝がいいなどが原因の場合もあります。
一般的には、1回の施術で3〜4割程度、2回の施術で7〜8割程度の定着率と言われています。
肌質によってこれらの定着率が上下することも考慮しておきましょう。
カウンセリングでは肌の状態を医師が診察したうえで定着についての説明がおこなわれますが、事前に知っておくことで「思っていたのと違う、、!」という状態は避けられると思います。
また、こういった説明が「適当だな、、」と感じたり納得できないと感じたクリニックでは施術を控えましょう。
『アートメイクの失敗って、注意点が結構あるな。。』と感じられたかもですが、
すべてに共通する回避策として「説明や提案をちゃんとしてくれないクリニックは避けて!」という点をお伝えしたいです。
アートメイクを失敗しないためには・・・
毛並み眉アートメイクの失敗
アンケート回答の他に、よくある失敗例のひとつである「毛並みデザイン」の眉アートメイク。
最近はやりの毛並みデザインの失敗もありますので、そちらも合わせてお伝えします。
毛並みデザインの眉アートメイクを検討している人は特にチェックです。
ヘンな毛並み
毛並み眉を頼んだら、すごく不自然な毛並みにされた。
毛並み眉は2015年ごろから多くのクリニックで取り入れられている技法で、べったり色を入れるのではなく、線(ストローク)を1本1本入れて毛の流れを再現するデザインです。
まるで自毛のような自然さが人気の毛並み眉ですが、ストロークがおかしいと逆に不自然になるという失敗例が多いので、そのパターンをご紹介します。
【毛並み眉のストロークに関する失敗例】
- 線の向きが不自然
- 線が長い・短い・太い・細い
- 線が滲む
眉毛はよく観察すると、毛の向き・長さ・太さが場所によって違いますよね。
眉の毛流れのイメージ
眉を1本1本リアルに再現するのが毛並みアートメイク技法ですので、知識やセンスが備わっていない人が施術すると、ものすごく不自然に仕上がってしまいます。
ちなみに、毛流れやストロークが不自然な例は以下のような感じです。↓
上記の症例写真は、眉の真ん中あたりの線が異常に長く、それが全部横向きなのも不自然。しかも線が細くて色が入っていない箇所もありスカスカに見えます。
こちらは、すべての線の長さと向きに違和感があることに加えて、1本1本が太いので不自然さがより際立って見えます。
これなら下手でもセルフメイクしていた方がよっぽどマシですよね。。
また一見キレイでも、自分には似合わない可能性のある毛並みの場合もあります。
こちらはすごく上手なアーティストさんですが、写真のように下から立ち上げるような毛並みデザインは、意外と似合う人が限られます。
毛並みにも多数のデザインがありますので、自分に似合う毛並みデザインをチョイスすることが大切です。
アートメイクは人の手で入れるからこそ、施術者のセンスは重要。
ホームページやインスタの症例写真を見て、様々な毛並みパターンを入れられるかもチェックしておくのが大切です。
毛並みのデザインレベルを見るならインスタなどでも十分です。
一番のポイントはやはり、自眉毛に馴染んでいるかということですね。
自眉毛に馴染む理想的な毛並みデザイン↓
画像引用元:メディカルブロー
毛並みの線が滲む
時間の経過とともに毛並みの線が滲む
msさん
肌質(体質)によって経過とともにラインがぼやけて、一本一本彫ってる意味が無いくらい滲みます。数年前にやりましたが、今はもう眉毛を塗りつぶされたようになっています。 そんな説明全くありませんでした。(2022年9月投稿)
毛並み眉の失敗例として、キレイに線が残らず、すぐに滲んでしまうというケースがあります。
線が滲んでしまう理由は肌の代謝のせいであり、脂性肌の人はわりと滲みやすく、逆に肌質が脂っぽくない人はキレイに残りやすいです。
眉ペンシルでも皮脂が出ると滲むのと同じで、肌の皮脂量や代謝によって滲みやすい・滲みにくいの個人差があります。
通常はこうしたリスクについて事前に説明があるものですが、上の口コミは、それがなかったためにトラブルに繋がったケースです。
ただ、どんなに肌質のいい人でも、ある程度時間が経過すれば毛並みの線は滲んできます。
写真はマニアの友人ですが、きめ細かい肌質で、長時間一緒にいても顔がテカっている姿なんて一度も見たことがないくらいの理想的な肌質の持ち主。
腕の良いクリニックにやってもらったのでかなり満足していましたが、2年経つと毛並みも滲んでいます。
でもこれは正常な経過で、ほぼ全員こうなります。
2〜3年ごとにメンテナンスが必要というのも、こうした理由からですね。(友人はこのまま放置してますが^^)
毛並み眉の場合は、ある程度滲みは覚悟して受けるしかないです。
アートメイククリニックでは施術をする前に必ず医師が肌質を診察して、こうしたリスクも含め説明をしっかりおこなってくれます。
肌質を診察してもらったときに、いい加減な説明だなと感じたり、納得できないなと感じたら、クリニックを変えることがおすすめです。
じゃあ、どうしたらいいの?
となると思うのですが、結論としては、
「初めて〜メンテナンス2回(計4〜5回の施術)」くらいまでは毛並み、
「メンテナンス3回〜」はパウダー眉に切り替える。
という入れ方がマニア的には結構オススメです。
というかずっとアートメイクしてると、「どうせ滲むので、初回は毛並みがよくても、次からはパウダー眉でいいかな」と思うようになります。料金も毛並みに比べて安いですしね。
実際にベテランのアーティストほどパウダー眉を入れていることが多いですし、経験豊富なアーティストほど患者にもこのような提案をしてくれることが多いです。
毛並み流行ってるけど、ひっそりとパウダー眉を推してるアーティスト、多いです。
毛並みの方がインスタ映えするし、料金単価も高いので、毛並みを推してるクリニックが多いけど、経験していくとパウダーに落ち着くことが多いです。
とはいえ、毛並み眉って本当に美しくて感動するので、初めての人はぜひ毛並み眉を入れてみてほしいです。(もちろん上手なところで)
キレイな毛並みを体験したら、2・3度目からはパウダー眉でメンテナンスというのがコスパ的にもオススメです。
老舗クリニックでもアートメイクの実績がない
クリニック自体は老舗であったものの、アートメイクサービスを始めたばかりでアーティストが新人だった。
これは毛並み眉に限らずという部分でもあるのですが、
アートメイクで一番人気の部位は眉という理由から、クリニックが新たにアートメイクを始めるときに「まずは眉メニューだけ取り入れて様子見」といった感じでスタートするケースも結構多いです。
ですので、老舗のクリニックでも実績が浅い場合がけっこうあります。
クリニックが老舗かどうかは、腕の良さの参考としてはあまりあてになりません。
反対にクリニック自体が新しくとも、いろんな所で経験を積んだアーティストが在籍している場合もたくさんあります。
毛並みデザイン含め眉アートメイクをする際は特に、クリニックの歴史ではなく「そこのアーティストは上手いかどうか?」という施術者自体の経歴をチェックしておきましょう。
主要都市のクリニックでは、アーティストのレベルに合わせてランクが分けられている場合があるのでこうした失敗は少ないですが、地方のクリニックやどのアーティストでも料金が一律のクリニックについては、事前にアーティストの経歴や実績をチェックしておくといいです。
もちろん新人さんでも上手な人はいますが、施術者の経歴や症例は事前にチェックして、知った上で施術するほうが不安や失敗が少ないですよ。
アイラインアートメイクの失敗
眉に続き、人気の施術アイラインアートメイク。
マニアもアイライン入れていますしオススメの施術ですが、失敗談もちらほらあります。
事前にチェックして失敗を回避しましょう。
目尻を出しすぎる、太く入れすぎる
すっぴんやナチュラルメイクのときに、目の周りだけ目立って違和感が出る。
アイラインは、その時ハマっているメイクに合わせてしまったり、目力を強くしたい気持ちから、つい入れすぎてしまいがちなパーツ。
0.1mm変わるだけでガラッと印象が変わるのがアイラインの良いところでもあり、反対に後悔にも繋がりやすいポイントなので、どこまで盛るかの加減が自分だけでは本当に難しいです。
どのパーツにも共通するのは、アートメイクはやりすぎない。ということですが、アイラインは特に「やりすぎない」を意識するのがおすすめです。
例えば上のアイラインアートメイク、本当にキレイでマニアも大好きなデザインですが、将来的に目尻が下がってきた場合のことも把握して、自身で納得してから入れるのがベストですね。
またアイラインの失敗については、ブロガーのはあちゅうさんの動画が非常にわかりやすく参考になります。
2008年に旅行先のタイでアイラインアートメイクを入れたという、はあちゅうさん。
なぜ失敗したか、動画から要点をかいつまんで説明すると、
- 世界一周したので刻みつけるような記念がほしかった(一時の感情)
- タイの路上で入れた(衛生面、技術面)
- 当時流行っていた上下を囲むようなアイラインアートメイクを入れた(流行だけで判断)
- 結果自分に似合っていなかった(下のラインがない方が目が大きく見える顔だった)
です。アートメイクで失敗する典型のすべてが詰まってしまっています。
その後レーザー除去されたそうですが、時間もお金もかかったと語られていました。
ちなみにアイラインのベストは、
「まつ毛の生え始めから生え終わり」くらいまでと言われています。↓
そして、目を瞑った時にラインが見えていないというのがベストです。
まぶたの腫れ・角膜に傷
施術の後にまぶたが腫れたり、角膜を傷つけられる。
アイラインを入れる場所はただでさえ眼球に近いうえに、アートメイクを施す面積がとても狭く、しかも皮膚がとても薄いデリケートな場所。
アイラインは、まぶたが腫れたり角膜を傷つけたりのリスクが高いことから、経験をたくさん積んだアーティストが限定で施術を担当するクリニックも多いです。
腫れや角膜などのトラブルは、衛生管理や技術面に問題のある違法サロンで起きていることが多いです。
どの部位もそうですが、アイラインの場合は特に取り返しの付かない健康被害につながる可能性があるので、必ずクリニックで、かつ、確かな技術を持った医院を選ぶことが大切です。
アイラインアートメイクは、デザイン決めも、技術面も、とてもデリケートです。
アイラインアートメイクを入れる際は、事前にアイラインアートメイクが得意な実績のあるクリニック(アーティスト)かどうかをチェックしておくのがオススメです。
アイラインアートメイクのおすすめは、熟練したアーティストが多数在籍しているアートメイクギャラリー、または、マニア自身がアイラインを入れたクレアージュ東京がオススメです!
それぞれ体験してきた記事もあるので参考にしてみてください。
アートメイクギャラリーの体験レポ(眉)
クレアージュ東京のアイライン体験レポ
リップアートメイクの失敗
リップアートメイクも実は、マスクの着用が日常になり始めた頃から人気急上昇の施術!
もちろん、マニアも入れています^^
しかしリップアートメイクでの失敗もいくつかあります。
そしてリスクのひとつに「ヘルペス」があります。
施術の刺激で唇に水疱のような症状が出るものですが、通常は数日で引くと言われます。
ヘルペスは失敗というより、リップアートメイクには起こりうるリスクとして常にあるものになります。(これは施術前に看護師から説明されます。)
リップアートメイクの際は、万が一ヘルペスが出てしまった場合の薬も処方してもらえるので安心してください。
ここでは、その他のデザインや色の失敗について2つお伝えします。
オーバーリップしすぎて後から後悔。。
リップも、眉やアイラインと同じく、やり過ぎの後悔に注意したいパーツです。
コスメでいつもオーバーリップしているとアートメイクも同じように入れたくなりますが、
唇と、唇まわりの皮膚では、インクの入り方が異なるため、仕上がりに違和感が出てしまうことがほとんどです。
薄い唇を厚く見せたい場合にはアートメイクではなく、ヒアルロン酸注入などの方が自然でオススメ。
リップアートメイクはあくまでも、鮮やかな唇の演出、血色の悪い唇の改善などを行うものです。
多少のオーバーリップなら可能なクリニックもありますが、極端なオーバーリップは難しい場合が多いです。
思ったような色にならなかった。
リップアートメイク特有の悩みとして多いのが、希望していた色味となんか違う感じになった。。という失敗。
もとの唇の色がくすみが強かったり紫だったりすると、コントロールカラーを使って希望の色に仕上げる必要があるのですが、施術者の知識がないと思った色に仕上がりません。
また、コントロールカラーを先に入れる必要があるために、必要回数より1〜2回程度回数が必要になってくる場合もあります。
例えば、薄めのベビーピンクにしたい。というとき、コスメリップなどでも自分の唇に乗せると、見た目の色とは違う色になると思います。その場合リップ下地などを使って発色を良くしますね。
アートメイクでも同じで、まずは元の唇にコントロールカラーを入れて、その上にベビーピンクを入れていくという工程が必要になります。
唇のくすみがつよい、紫色の人は
1回目→コントロールカラー
2回目→希望のカラー
3回目→希望のカラー(定着)
が必要なのと、
加えてリップアートメイクは定着に回数が必要になるので、くすみが強い紫の人は、できれば4回くらいの施術を想定しておくと失敗をなくせます。
※”真っ赤”などの濃い色なら2回でも問題ないと思いますが、いずれもアーティストと相談が必要です。
コントロールカラーは「もとの唇の色にこの色を加えたらベビーピンクになる」という知識が必要になります。
色味には「発色の良さ」や「適度なツヤ感」など、いろんな要素も加わってくるので本当に繊細です。
リップアートメイクで希望の色を出すには、アーティストの技術・経験・知識の豊富さがとても大切です。
もしリップアートメイクをするなら、リップアートメイクでとくに評判の高いクリニックを選ぶことがオススメです。
下の画像のような人気の「青みピンク」も個人個人の唇に合わせて絶妙な色合いで仕上げてくれたりと、リップアートメイクでトップランクの技術を誇るデイジークリニックなどはマニアもオススメしています。
画像引用元:デイジークリニック
体験してきた記事もあるので参考にしてみてください。
アートメイクを失敗した場合の対処法
注意点はわかったけど、
すでに失敗しちゃったんだよね。どうしたらいい?とお困りの人へ、
失敗したアートメイクをキレイにする対処法には【修正】と【除去】の2つがあります。
- 【修正】は今あるアートメイクを上書きする施術です。
- 【除去】は今あるアートメイクを消してしまう施術です。
2つの方法のうち、修正の方が肌への負担が少ないため、まずは修正で何とかできないかを検討するのがおすすめです。
アートメイク修正とは?
アートメイク修正は、失敗してしまったアートメイクを上書きしてキレイに整える施術で、メニューの取り扱いがあるクリニックでは「他院修正」と呼ばれています。
他院修正の施術には、失敗したアートメイクをどう描きなおせは美しくなるか?どの色を使うのが最適か?など、高度なデザイン力と幅広い知識が必要です。
修正ができる部位と状態
アートメイクの修正が可能なパーツは、眉・アイライン・リップ・ホクロです。
修正できるかどうかの基準は、デザインが極端にはみ出していないか?という点になり、あまりにもはみ出している場合は除去を勧められることもあります。
ただし、はみ出していたら絶対にムリという訳ではなく、例えば「太眉が似合わない」などの悩みは、黄金比に合わせて線を描き足すことで美しく調整できたりと、状況によってケースバイケースです。
ほんの少し線を足すだけで劇的に良くなる場合もありますので、ご自身で判断してあきらめる前に、念のため修正できるかを診てもらうのがおすすめです。
修正ができるタイミング
アートメイクの修正は、前回の施術から3ヶ月間ほど経過をみて、色や形が完全に落ち着いてから施術してもらうのがおすすめです。
失敗されたアートメイクを3ヶ月も放置するのは、かなりツラいですが、、
焦らず確実に定着を待ったあとで修正に使うカラーを見極めてもらう方が、キレイに仕上がります。
とはいえ不安な気持ちもあると思うので、信頼できるクリニックに無料カウセリングなどで事前に相談しておくのもいいです。
修正にかかる回数・期間
アートメイク修正は、通常のアートメイクと同じく2〜3回の施術が目安になります。
1回目の施術でデザインをほぼ完成させて、2回目以降の施術で定着の様子を見ながら整えていく。といった流れで、経過観察しながらしっかり長持ちするように仕上げます。
必要な期間も通常のアートメイクと同じく、2〜3ヶ月が目安です。
他のクリニックでは「ムリ」と言われた修正も、腕前の良いクリニックでは修正できる場合もありますので、あきらめる前にいちど相談してみることをお勧めします。
アートメイク修正については、クリニックの選び方なども含めて以下の記事で詳しくまとめています。
アートメイク除去とは?
アートメイク除去は、失敗してしまったアートメイクを消してしまう施術で、消した後にまた新しくアートメイクを入れなおすこともできます。
アートメイクを除去するには、以下の5つの方法があります。
- レーザー除去
- 切除手術
- 除去剤
- カモフラージュ
- 除去クリーム
それぞれメリットとデメリットがあるので、施術の特徴とあわせてお伝えします。
レーザー除去
レーザー除去は、顔のシミ取りなどにも使われるレーザーを使って、アートメイクを除去する施術です。
取り扱っているクリニックが多く、除去の中では最も肌へのダメージが少ないのがメリットです。
ただしダメージが少ないと言っても、顔にデコボコした跡が残ったり、レーザー照射した部分の毛が脱毛してしまう可能性もあります。
また、レーザー除去は照射した部分の色素を壊してカサブタにする仕組みなので、照射した部分はカサブタがはがれる数日間、真っ黒な状態でものすごく目立つというデメリットもあります。
レーザー除去では、眉・アイライン・リップライン・ホクロの除去が可能ですが、医院によっては以下のような理由で各パーツの施術を断るケースもあります。
【レーザー除去が断られるケース】
- 眉の施術はNG(眉毛の脱毛リスクがあるため)
- アイラインの施術はNG(まつ毛の脱毛リスクがあるため・眼球に近くて危ないため)
- リップラインの施術はNG(唇の色素を破壊するリスクがあるため)
切除手術
切除手術は、アートメイクの入っている部分を皮膚ごと切り取って、横の皮膚どうしを縫い合わせる施術です。
施術が1回で済むことと、皮膚ごと切り取るので色素が肌に残りにくいのがメリットです。
ただし1回で済むと言っても、縫い合わせた部分の抜糸や傷口の経過をみるために何度も病院に通わなければなりません。
外科的な手術なので、内出血や傷跡が残るリスクもあります。
切除手術は大きな面積を消すことができないので、眉の場合だと「眉尻を少しだけ消したい」といった感じの選択肢になります。
除去剤
除去剤は、色素を分解する薬剤を針を使って皮膚に注入する施術です。
脱毛してしまうリスクのあるレーザー除去と比べて、脱毛の心配なく眉全体に施術できるのがメリットです。
デメリットは、通常のアートメイクよりも痛みが強いことと、肌へのダメージがかなり強いので、強い炎症が起きた場合には跡が残ってしまうリスクがあることです。
また除去剤の施術は、完全に色素を消し切れない場合もあります。
カモフラージュ
カモフラージュは、アートメイクの上に肌色の色素を注入する施術で、施術後すぐに目立たなくなったと実感できるのがメリットです。
デメリットは、あくまでも目立たなくする施術であるため、何もしていない部分の皮膚と肌色のギャップが出てしまい、違和感が残るところです。
また、肌色の色素は一度入れてしまうと、除去したくなった場合にレーザー治療での除去ができません。(レーザーは肌色には反応しないため)
除去クリーム
除去クリームは、肌のターンオーバーを促進する薬を毎日塗って、アートメイクの色素が抜けていくのを早める方法です。
除去クリームは施術では無いので、ダウンタイムやカサブタの心配が無く、日常生活に影響しにくいのがメリットです。
デメリットは、1〜2年かけて徐々に薄くしていく方法なので即効性がないことと、化学薬品を毎日塗るので肌へのダメージも大きいことです。
また、完全に消えるかどうかはケースバイケースです。
除去は、どの方法もデメリットがたくさんあります。
どうしても消したい!というときの最終手段なので、できれば修正でなんとかしたいところです、、
アートメイク除去については、以下の記事でさらに詳しくまとめています。
アートメイクを除去する5つの方法「費用・メリット・デメリット」を詳しく解説