アートメイクとは、皮膚の浅い部分に針でインクを注入して着色していくメイクのことです。
1~3年は色素が残るため、「普段のメイクが楽になる」「スッピンでも化粧しているように見える」といった効果があります。
「最近アートメイクを知って気になっている」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はアートメイクに興味がある女性500名にアンケートを実施。
「アートメイクをしてみたい部位」や「アートメイクをしたい理由」について聞きました。
- 調査期間:2022年5月12日~14日
- 調査機関:自社調査
- 調査対象:アートメイクに興味がある女性
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:500人
- 調査対象者の年代:10代 0.2%/20代 33.6%/30代 41.8%/40代 15.8%/50代以上 8.6%
アートメイクをしてみたいのは「眉」
アートメイクに興味がある女性500人に「アートメイクしてみたい部位」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
ダントツの1位になったのは「眉(420人)」です。
2位「アイライン(131人)」、3位「リップ(46人)」と続きます。
以降、4位「ほくろ(14人)」、5位「ヘアライン(6人)」の結果となりました。
ちなみに「ヘアライン」とは髪の毛の生え際に毛を描くアートメイクで、額を狭く見せたり前髪の透け感を抑える効果があります。
「眉」「アイライン」など、目の周りのアートメイクをしてみたい人が多いという結果になりました。
眉は「セルフメイクだと気に入ったかたちにならない」「メイクしないときでも眉だけは描く」という人が多い部位。
「メイクをラクにしたい」「スッピンでも出歩けるようにしたい」という人が多く、1位になったと考えられます。
アートメイクをしてみたい理由1位は「メイクが楽になる」
アートメイクに興味がある女性500人に「アートメイクをしてみたい理由」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
ダントツの1位は「メイクが楽になる」です。
2位「時短になる(95人)」、3位「メイクが苦手だから(86人)」、4位「コンプレックスを解消したい(69人)」と続きます。
「楽になる」「時短になる」「化粧崩れしない」など、メイクの煩わしさから解放されたいという意見が多数。
メイクを面倒、難しいと思っている人が多いとわかります。
では具体的な回答を紹介します。
1位 メイクが楽になる
1位は「メイクが楽になる」です。
「通勤・外出するのにノーメイクなのは抵抗がある」と、お化粧を半ば義務のように感じる人も多いです。
メイクが義務だと思うと、面倒になってしまうこともありますよね。
面倒なメイクを少しでも楽にするために、アートメイクをしてみたいという人が多くなっています。
メイクするのが楽になるだけではなく「メイク落としが楽になるから」という意見もありました。
2位 時短になる
2位は「時短になる」です。
通勤・通学前のメイク時間を少しでも短縮したいという人が多数。
メイク時間が短くなれば、ゆっくり寝られたり朝活に時間を使えたりします。
子育て中で朝はバタバタする方も、メイク時間が短くなるとかなり楽になりそうですね。
3位 メイクが苦手だから
3位は「メイクが苦手だから」。
とくに「眉」「アイライン」のメイクが苦手という人が目立ちました。
上手にできない部位をアートメイクしておくと、形が毎回きれいにきまります。
「今日は眉が変なかたちになってしまったので、一日中気になる」というモヤモヤもなくなりそうです。
メイクが苦手な人ほど「時短効果」「メイクが楽になる効果」が実感できそうですね。
4位 コンプレックスを解消したい
「コンプレックスを解消したい」が4位。
自分の顔の気に入らない部分を、アートメイクで整えたいという意見も多くなりました。
普段のメイクである程度色やかたちはカバーできるとしても、メイクを落としたときに「なんだかイヤだな」と思って落ち込む人も多いのでしょう。
「特徴のない顔がイヤなので、ほくろを描きたい」という人もいました。
5位 スッピンに自信をもちたい
5位は「スッピンに自信をもちたい」です。
プールや温泉でスッピンになったときでも、自分の顔に自信をもてるのは嬉しいですよね。
またスッピンに自信があれば、近所のコンビニやスーパー程度ならノーメイクで出かけられるというメリットもあります。
6位 理想の状態を手にいれたい
6位は「理想の状態を手にいれたい」でした。
「ぷっくりした唇」「ぱっちりした目」「涙ぼくろ」など、今の自分にはない魅力をアートメイクで加えたいという人も多いとわかります。
普段のメイクでもやろうと思えばできるのですが、アートメイクならスッピンでも変化がわかるので、「変わった」という満足感が大きくなりそうです。
7位 化粧崩れしない
7位は「化粧崩れしない」。
水に濡れたり汗をかいたりしたときでも、化粧崩れを気にしなくていいのはアートメイクの大きなメリット。
「メイクが落ちやすい」「日中に化粧直しする時間がとれない」という人にとっては助かりますよね。
「メイク直しの道具を忘れてしまった」というときでも安心です。
アートメイクをしたいのにしていない理由1位は「料金が高い」
アートメイクに興味がある女性500人に「アートメイクしたいのにしていない理由」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
1位になったのは「料金が高い(157人)」です。
2位「施術が痛そうで怖い(139人)」、3位「失敗するかもしれないから(87人)」、4位「どこで受けたらいいかわからない(85人)」と続きます。
「お金」や「痛み」が大きなネックになっていることがわかります。
また「失敗するかも」「簡単に変えられない」など、「施術を受けてから後悔するのでは」と心配している人も多いですね。
では具体的な回答を紹介します。
1位 料金が高い
1位は「料金が高い」です。
眉のアートメイクですと、経験豊富な施術者に担当してもらう場合には10万円以上のお金がかかります。
学生などですと、なかなか出せない金額ですよね。
「10万円もかかるなら、面倒でも自分でメイクしたほうがいい」と思う人も多いでしょう。
2位 施術が痛そうで怖い
2位は「施術が痛そうで怖い」です。
アートメイクは針を使って肌に色を注入していくため、「痛そう」と心配する人も多いですね。
麻酔を使用して施術を行うのですが、アイラインやリップは痛みを感じやすいと言われています。
また施術後麻酔が切れてから痛みを感じる人も。
痛みの感じ方には個人差があるので、「痛みに弱い」と自覚している人は心配になってしまうのでしょう。
3位 失敗するかもしれないから
3位は「失敗するかもしれないから」。
ネットなどで「アートメイクで失敗した」という体験談を見かけ、不安になってしまう人が多いようです。
失敗した場合、「眉を描き足す」などの修正やレーザーを使った除去はある程度可能ですが、やはり心配ですよね。
4位 どこで受けたらいいかわからない
「どこで受けたらいいかわからない」が4位。
主に「自宅近くでアートメイクできるクリニックがない」という人と、「信頼できるクリニックがどこかわからない」という人に分かれました。
アートメイクは医療行為なので、クリニック(医療機関)で施術を受ける必要があります。
有名なクリニックは都市部に集中しているので「家から遠い」と躊躇してしまう人も多いようですね。
反対に近くに複数のクリニックがある場合には、どこにすればいいか迷ってしまいます。
5位 簡単に変えられないから
5位は「簡単に変えられないから」です。
とくに眉の形については、時代によって流行りがあります。
「流行りや好みのかたちが変わったときに、アートメイクしているとすぐ対応できない」と不安を感じている人も多いようです。
ただ「アートメイクは一生消えない」というのは誤解で、通常1~3年で薄くなってきます。
6位 健康面への影響が心配
6位は「健康面への影響が心配」でした。
例えばアトピー体質の場合、アートメイクの刺激によって症状が悪化することもあります。
施術にあたっては事前にクリニックでパッチテストを受け、疑問・不安な点をなくしておきましょう。
また妊娠中・授乳中の女性は、アートメイクの施術を受けられません。
なお基本的にアートメイク施術後にもMRI検査は受けられますが、検査前には必ず医師に申告してください。
7位 施術を受ける時間がない
7位は「施術を受ける時間がない」でした。
アートメイク施術の所要時間は20~40分程度ですが、カウンセリングやデザイン決定に時間がかかります。
また1回の施術で終わるわけではなく、メイクを定着させるために追加施術も必要。
さらに施術後のダウンタイムには「眉周辺が赤くなる」「眉の色が濃く見える」「唇の皮が剥ける」などの症状が出ることもあります。
「ダウンタイム中は人前に出たくない」という場合、1~2週間は家で過ごせるようにしておかなくてはいけません。
そのため「子育て中」「仕事が忙しい」などの理由で、踏み出せない人も多くなっています。
まとめ
毎日のメイクが楽になり、スッピンにも自信がもてることから、アートメイクに興味をもっている女性は多いようです。
一方で「料金」や「痛み」がネックになって踏み出せない人も多いとわかりました。
ただアートメイク経験者からは「楽だしキレイだし、アートメイクしてよかった」という声が多く聞かれます。
普段のメイクで大きなストレスを感じている方は、アートメイクの費用対効果を検討してみてもいいかもしれませんね。