あなたには「メイクするのが難しいと感じるパーツ」はありますか?
どうしてもうまくできない部分があると、顔全体のバランスがおかしくなるように感じ、メイクに自信がもてませんよね。
今回は全国の女性500人にアンケートを実施し、「メイクのやり方が難しいパーツ」について聞きました。
- 調査対象:全国の女性
- 調査期間:2022年12月14日~20日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:500人
- 回答者の年代:10代 1.0%/20代 24.6%/30代 44.8%/40代 21.4%/50代以上 8.2%
目次
メイクが苦手な人は75.4%
女性500人に「あなたはメイクが得意ですか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。
「やや苦手」「とても苦手」と答えた人が合わせて75.4%。
メイクに苦手意識をもっている女性が圧倒的多数となりました。
メイクに苦手意識のある女性が多いからこそ、動画サイトで美容系の「お悩み解決動画」が人気となるのでしょう。
メイクが苦手な理由1位は「キレイになった実感がない」
「メイクが苦手」と答えた377名に「メイクが苦手だと思う理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位は「キレイになった実感がない(24.7%)」です。
2位「正解がわからない(17.8%)」、3位「いつも同じメイクになる(12.2%)」と続きます。
薄化粧すぎて変わり映えしなかったり化粧崩れが起きたりして、「キレイになった気がしない」と悩んでいる人が多いとわかります。
「メイクしてもキレイにならない」「思い通りにできない」「不自然になる」と思ってしまうと、メイクに対する意欲が失われそうです。
では具体的な回答を紹介します。
1位 キレイになった実感がない
- 自分がメイクで魅力的に変身していると思えない(21歳 大学生)
- メイクをしていることに気付かれなかったり、キツイ印象になってしまうことが多いから(34歳 事務職)
- メイクをしても可愛いと思える顔になかなかならない(26歳 受付)
1位は「キレイになった実感がない」でした。
「メイクをしてもたいして変わらない」「垢抜けない」などのコメントが寄せられています。
しっかりメイクしたつもりなのに、「今日スッピン?」なんて聞かれると、落ち込んでしまいますよね。
キレイになる効果が感じられないため、メイクが苦手だと感じる人が多くなりました。
2位 正解がわからない
- メイクの方法を教わったことがないため、自分のメイクが良いのか悪いのかもわからない(25歳 塾講師)
- 流行によって「よい」とされるメイクがしょっちゅう変わるので、アンテナを張っていないと今の正解がわからなくなる(38歳 無職)
- 年齢的にも流行りのメイクは若すぎるし、今までのメイクだと古いからどうしたらいいか悩む(42歳 主婦)
2位は「正解がわからない」でした。
専門学校に入ったり講座を受けたりしない限り、メイクテクニックを教わる機会はありません。
たいてい雑誌や動画サイトでの独学になってしまうので、「正解がわからない」「自分のよさを引き立てるメイクがわからない」と悩む人も多くなりました。
また年齢を重ねるにつれ、肌の質感やメイクするうえでの悩みも変化するため、「今の年齢に合ったメイクがわからない」というコメントも寄せられています。
3位 いつも同じメイクになる
- 雑誌やYouTubeの真似をしてメイクしてもいつもと変わらない(34歳 工場作業員)
- 年齢が上がっても同じメイクになってしまうから(31歳 事務職)
- TPOや服装によってメイクもファッションの一部として楽しみたいのですが、自分にどういったカラーが似合うか分からずいつもワンパターンになりがち(33歳 会社員)
「いつも同じメイクになる」が3位。
雑誌やSNSでは「オフィスメイク」「デートメイク」など、アイテムを使い分けてイメージを変えるテクニックが紹介されています。
しかし「いろんなメイクに挑戦してイメージを変えたいな」と思っていても、実際にはいつも同じメイクになってしまう人も多数。
昔からメイクが変わらないため「自分のメイクが古臭いのでは」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
4位 思った通りにできない
- YouTubeで可愛いメイクを見て参考にしようとしますが、自分でやってみるとうまくいかないことが多い(24歳 事務職)
- 濃いメイクにしたいのに、自分ではできない(29歳 在宅ワーカー)
- うまく悩みをカバーできないし、動画を参考にやっても同じようにできない(34歳 事務職)
4位は「思った通りにできない」でした。
メイク系の動画やブログを見ながらメイクしてみても、なかなか思った通りには仕上がらないものですよね。
なりたいイメージがあるのに近づけないと、苦手意識が強くなりそうです。
アイテムを変えてみたり、メイクレッスンを受けてみたりするのもいいかもしれません。
5位 不自然になる
- 自然なメイクにしようとしても派手になってしまう(26歳 一般事務)
- アイラインがずれたり厚化粧になってしまうから(38歳 事務職)
- 友人からメイクについて指摘されることが多い(33歳 事務職)
5位は「不自然になる」。
濃くなりすぎて「私のメイクって不自然」と感じてしまう人が多いとわかりました。
かといって薄くしすぎると「メイクしてないの?」と言われてしまうので、適度な加減が難しいですよね。
またアイメイクやアイブロウメイクがうまくいかず、周囲から「目や眉が変だよ」と指摘されてしまった経験がある人もいました。
6位 不器用だから
- 眉毛の描き方を失敗して、修正に時間がかかる(31歳 人事)
- 手先が不器用なため、アイラインなど慎重な作業が出来ずに線がずれたり目に刺さりそうになる(31歳 家事手伝い)
- 不器用なので左右対称にラインがひけない(37歳 接客業)
6位は「不器用だから」。
不器用だとアイブロウやアイラインなど、細かなポイントメイクがうまくいかないことが多いですよね。
また不器用ゆえメイクに時間がかかってしまうこともあるでしょう。
最近では「不器用でも簡単にキレイな仕上がりになる」といったコスメも売られていますから、試してみるのもおすすめです。
7位 メイクが安定しない
- 日によって出来栄えが違う(22歳 学生)
- 眉の形が日によって変わってしまう(33歳 主婦)
- 毎回同じように仕上がらず納得できないから(37歳 ネイリスト)
7位は「メイクが安定しない」。
「メイクがワンパターン」と答えた人が多かった一方で、「メイクが安定しない」と答えた人も一定数いました。
「日によって眉の形や化粧ノリが違う」という意味で答えている人が多いようです。
眉の形はアートメイクやアイブロウティントで安定させられますので、気になる方は試してみるのもいいでしょう。
メイクが得意な理由1位は「メイクをほめられる」
「メイクが得意」と答えた123名に「メイクが得意だと思う理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「メイクをほめられる(43.1%)」です。
2位「美容・メイクを研究している(20.3%)」、3位「キレイに仕上がる(12.2%)」と続きます。
周りからほめられたり使っているアイテムについて聞かれたりして、「私ってメイク上手なのかも」と自信をもつ人が多いとわかります。
メイクは他人に見られるものでもありますから、周りからの評価が自信になるのは納得です。
では具体的な回答を紹介します。
1位 メイクをほめられる
- メイクをしていると可愛いと友達によく褒められますが、ノーメイクを褒められたことはないから(25歳 事務)
- 「化粧していると顔の印象が変わる」と言われるからです(32歳 歯科助手)
- 仕事でメディアに出た際、TV局のメイクさんに「ポイントメイクはほぼ手を加えなくても大丈夫ですね」とほめられたからです(40歳 営業事務)
1位は「メイクをほめられる」でした。
「自分がメイクに納得していても、周りからどう思われているかはわからない」という人も多いのではないでしょうか。
そのため「メイクが上手だね」「お化粧すると印象が変わるね」と言われると、「今のメイクでいいんだ」と自信になります。
プロのメイクさんや美容部員さんにほめてもらうともちろん大きな自信になりますが、身近な家族・友人からのほめ言葉が自信になる人も多いようです。
2位 美容・メイクを研究している
- SNSや雑誌で日々メイク方法を研究しているから(26歳 事務職)
- 昔から化粧品が好きで集めていて、いろんなメイクをしてきているから(29歳 専業主婦)
- いろいろ研究してる方だと思うから。家だけでなく職場の鏡やショップの窓ガラスなど、さまざまな角度や彩光での表情も確認するので(36歳 事務職)
2位は「美容・メイクを研究している」でした。
研究の方法は「動画」「雑誌」「SNS」「専門学校や教室に通う」「商品情報の収集」「メイクの上手な友人に教えてもらう」などさまざま。
豊富な知識や練習が、自信の根拠になっているのですね。
3位 キレイに仕上がる
- 誰かになにか言われたわけではないけど、だいたい崩れないし、それなりに見栄え良くできていると思うから(29歳 パート勤務)
- いつも同じクオリティに仕上がるから(27歳 アパレル販売)
- 全体的に自然でトーンアップして顔を明るくすることができるから(40歳 受付事務)
3位は「キレイに仕上がる」でした。
メイクした自分の顔に満足して「私ってなかなかメイクが上手だな」と感じている人もいるようです。
また「ベースが崩れない」「マスカラが下がってこない」など、「メイクのお悩みあるある」を攻略して自信をつけている人もいました。
メイクを得意にするには、「まず自信のあるパーツをひとつつくる」のも効果的なのかもしれません。
4位 メイク術やアイテムについて聞かれる
- 使用しているメイク道具や、ブランド、使い方などを知人に聞かれることが多いため(29歳 専業主婦)
- 友人からどこのコスメか聞かれるから(35歳 自由業)
4位は「メイク術やアイテムについて聞かれる」。
「アイシャドウはどこのブランド?」「どうやって眉を描いてるの?」などと聞かれると、「メイクがきれいだと思ってもらえてるんだな」と感じますね。
「ほめられる」と同じで、周りの評価が自信につながるパターンです。
同率4位 自分に似合うメイクを知っている
- 自分に似合うメイクができていると感じるから(27歳 客室乗務員)
- 「顔の特徴」と「パーソナルカラー」をよくわかっているので、自分に似合う色もわかります(38歳 在宅ワーカー)
同率4位は「自分に似合うメイクを知っている」。
自分に似合うメイクがわかっていると自信がもてます。
ネットでは「似合うメイクがわかる診断メニュー」などが提供されています。
無料で診断できるものもあるので、気になる方は使ってみてはいかがでしょうか。
6位 メイクが好き
- メイクをするのが楽しいし、好きだから(25歳 建設業)
- メイクをする時点で気分が上がります。SNSで情報を見るのも好きですし、好きが得意になっていきました(29歳 在宅ワーカー)
「メイクが好き」が6位。
「好きこそものの上手なれ」でしょうか。
好きだからこそ情報収集や練習が苦にならず、自然と知識・テクニックが身についていくのでしょう。
同率6位 メイクに慣れている
- 昔からしているため慣れているからです(23歳 学生)
- 毎日メイクをするのである程度うまくできるから(33歳 飲食店)
同率6位は「メイクに慣れている」。
回数をこなしていくと、自然にコツがわかってきたり時短できたりします。
「メイクは苦手だけど上手になりたい」という方は、休日などに何度も練習してみるといいかもしれませんね。
メイクのやり方がもっとも難しいパーツは「眉」
女性500人に「メイクのやり方がもっとも難しいパーツ」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。
1位になったのは「眉(270人)」です。
2位「目(182人)」、3位「ベース(85人)」と続きます。
眉が圧倒的多数。
眉は「描くのが難しい」「そもそも正解の形がわからない」というお悩みをよく聞くパーツです。
アイブロウには繊細な作業が求められるので、苦手だと感じる人が多いのでしょう。
では具体的な回答を紹介します。
1位 眉
- 左右対称に、なおかつ顔のバランスを取りながらキレイに描くことが難しい(26歳 事務職)
- 自分に似合う眉毛を探すこと、毎回同じ眉毛をかくことが難しい。自毛が多いので手入れをすると形が変わってしまう(27歳 主婦)
- 少しズレるだけでも顔の印象が変わるから(33歳 事務)
1位は「眉」でした。
眉は「お悩みの多いパーツ」して挙げられることが多いですね。
自眉の形や量によって「自然でキレイに見えるメイク」が変わるので、悩んでいる方が多いのでしょう。
細かい作業が求められ、日によって出来栄えが変わりやすいのも悩みの一因です。
そのためアートメイクで「自分に似合う眉」をデザインし、メイク悩みを減らしている人もいます。
2位 目
- アイライナーをうまく真っ直ぐ引くのが難しいです(22歳 学生)
- 奥二重なのでアイシャドウのいかし方がよくわからない(31歳 主婦)
- アイシャドウのグラデーションの付け方、アイラインを綺麗に引く、マスカラをダマにならないようにぬるのが難しい(23歳 歯科衛生士)
2位は「目」でした。
アイメイクもアイブロウと同様、細かい作業が求められます。
そのため「アイラインがガタガタになる」「マスカラがダマになる」「アイシャドウのグラデーションがつくれない」といった悩みを抱えている人も多数。
初心者ならペンシルタイプのアイラインがつかいやすくてオススメ。
またグラデーションを一気につくれる「ひと塗りアイシャドウ」も人気です。
3位 ベース
- どんな下地、ファンデーションを使っても崩れてしまうところです。スキンケアとの組み合わせも難しいし、正解が見つかりません(27歳 雑貨販売)
- 質感や艶感・マット感などを出すのが難しい(31歳 事務職)
- ほうれい線が目立たないようにするのが難しいです。意識しすぎてつい塗りすぎてしまいます(43歳 主婦)
「ベース」が3位。
「塗りすぎる」「ヨレて汚くなる」「合う色が見つからない」などのお悩みが寄せられていまです
シミをカバーしたいと思うとつい厚塗りになってしまい、自然に見せようとするとスッピンみたいになってしまうので難しいですよね。
またベースメイクアイテムは比較的高価なので、「気軽に試せない」という声も複数寄せられました。
自分の肌質や肌色に合うファンデーションを使えていないことが、メイクの難しさに繋がっているのかもしれません。
4位 チーク
- 自分の顔に似合うチークの位置が難しい(25歳 事務)
- チークを入れる場所・広さや色選びなどが難しい。濃くなると厚ぼったさが出るし、塗らないと顔色が悪く見えるので、いつも加減が分からなくなります(40歳 営業事務)
4位は「チーク」でした。
「入れる位置がわからない」「濃くなってしまう」といった声が多くなっています。
人それぞれ骨格が違うので、雑誌などを参考にしても「私に合う位置がわからない」と疑問が残ってしまいますよね。
5位 鼻
- 鼻の形によってノーズシャドウの引き方が変わる(20歳 化粧品製造)
- 毛穴が目立ってしまう(42歳 在宅ワーカー)
5位は「鼻」。
「鼻の毛穴がうまくカバーできない」「シェーディングが難しい」などの回答が寄せられています。
鼻のシェーディングやハイライトは鼻をすっきり見せられるメイクテクニックですが、位置や濃さを間違えると怖い印象になることも。
ハイライトやノーズシャドウを少しのせるだけでも印象はかなり変わるので、まずは「少しだけ」から始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
アンケートの結果、メイクが難しいと思うパーツ1位は「眉(アイブロウ)」でした。
「似合う形がわからない」「細かい作業なので、日によってちょっと形が変わってしまう」などのお悩みが多いパーツですよね。
正解がわからずキレイに描けている気がしない状態だと、どんどん自信がなくなってしまいます。
他のパーツにも言えますが、メイクをラクにするにはまず「使いやすいコスメ」を探してみるのがおすすめ。
最近ではメイクの労力を減らしつつキレイに仕上がるコスメも多数登場しています。
周りから「眉毛変わった?」「グラデーションがきれいだね。どこのアイシャドウ?」と言われたら、少しずつ自信がついてくるでしょう。
どうしても自力で克服できないパーツは、アートメイクやまつ毛パーマでキレイな状態を維持するのもおすすめです。